2006年10月アーカイブ

10月18日、一連の耐震強度偽装事件について、起訴されている6人の被告の中で、初めての判決が出ました。

この日、指定確認検査機関イーホームズの社長、藤田東吾被告の判決公判が東京地裁で行われました。イーホームズは、架空増資を行って検査機関の指定を受けたことに対する、電磁的公正証書原本不実記録、同共用罪に問われています。

東京地裁の青柳裁判長は、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年を言い渡しました(求刑は懲役2年)。判決文の中で裁判長は以下のように述べています。

青柳裁判長は「人命の安全に直結する建築確認制度の重要性にかんがみ、指定要件を厳格に定めた法の趣旨を損なった犯行で、軽視できない」と指摘。「事業の早期立ち上げには法令違反をいとわないという動機は安易で身勝手」と述べた。(日経住宅サーチの記事より引用)

去る9月7日に、木村建設の元社長である木村盛好被告の初公判が東京地裁で行われました。容疑は、詐欺と建設業法違反の罪です。

木村被告は「金を騙し取ろうと企てたことはありません」などと述べ、起訴事実を否認しました。

木村被告の主張は、「建築確認が出ている以上、安全であると認識した」ということです。

ただ、建設業法違反罪についての起訴に関しては、建設業の許可を更新するために業績を水増ししていたことを認めました。なお、この件については、木村被告の共犯とされている木村建設の元東京支店長である篠塚明被告は容疑を否認しており、木村元社長の対応と食い違っています。

去る9月6日、耐震強度偽装事件で建築基準法違反などの罪に問われた姉歯秀次元一級建築士に対する初公判が行われました。

姉歯被告は罪状認否で起訴事実を大筋で認め、謝罪しました。

更新がしばらく滞ってしまいましたが、この事件を風化させないため、気持ちを締め直して更新を行っていきます。

どうぞよろしくお願いします。

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