2006年3月アーカイブ

およそ1週間ぶりの更新となってしまいましたが、大きく、そして非常に痛ましいニュースが飛び込んでまいりました。

あの姉歯秀次元一級建築士の奥さんがお亡くなりになったそうです。しかも自殺の可能性が高いとのこと。事は3月28日に発生しました。

耐震強度偽装問題で、耐震強度に問題がある分譲マンションを建て替える際にいくらくらいかかるのか、そんな試算が行われました。

国土交通省は、建て替えに際しては2000万円ほどの住民負担が必要になるとの試算を3月15日に発表しています。震度5強で倒壊の危険がある分譲マンションという前提で行われ、床面積100平米の場合の金額です。

3月10日のことですが、札幌のマンションにおける耐震強度偽装問題で、札幌市は建築確認申請書を過去1年分しか保存していないことが明らかになりました。

ちょっとビックリですね。

この「建築確認申請書」は、建築主が工事を着工する前に提出する書類です。建築基準法では自治体の保存義務を定めておらず、それぞれの自治体が独自の判断で対処しているのが現状です。

3月15日、福岡県の設計会社「サムシング」(2002年に廃業)の仲盛昭二社長が、耐震強度偽装問題にからみ福岡市に抗議しました。これは、2月初旬に福岡市から、市内3棟のマンションについて耐震強度不足を指摘された件についての抗議です。

福岡市から構造計算書の偽装を指摘された3物件について、仲盛氏が自身で再計算を行ったところ、耐震強度が1以上あることが確認できたとのことです。

ちょっと専門的ですが「許容応力度等計算」で計算し、耐震強度が1.00~1.42あり安全と判断できるとして、福岡市に抗議しています。

一連の耐震強度偽装問題で3月14日、偽装マンションを販売したヒューザーの小嶋進社長に対して、東京地裁は破産手続きを開始すると決定しました。なお、ヒューザー自体に対する破産手続きはすでに始まっているところです。

手続きに当たる破産管財人には、弁護士の瀬戸英雄氏が選ばれ、9月13日には債権者集会を開催します。

3月7日に札幌市と国土交通省は、札幌市内で5棟のマンションに耐震強度偽装が明らかになり、ほか28棟でも偽装の疑いがあると発表しました。

いずれも札幌市に住む浅沼良一・2級建築士(48)が構造計算書を作成したもので、地震の横揺れに耐える力(保有水平耐力)を水増ししていた。(日経住宅サーチの記事より引用)

札幌市では、偽装が発覚したマンションについて、入居者の退去は必要ないとの見解を述べています。

ついに耐震強度の偽装が姉歯秀次元一級建築士のまわりだけじゃない、ということが現実味を帯びてきました。

ついに耐震強度偽装問題が北海道にも波及しました。

3月6日、札幌市中央区のマンション「エナコート大通22」と「エナコート山鼻」が耐震基準を下回っていることが判明、すでに入居予定者とは解約手続きに入っていることもあわせて明らかになりました。

建設主は北海道電力グループの「北電興業」で、この2棟のほかにも数棟の疑わしい物件があるとのことです。

構造計算を担当した2級建築士がかかわった市内のほかのマンション30棟近くでも耐震基準を満たしていない可能性があり、札幌市が調査している。(日経住宅サーチの記事より引用)

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